
「オードリー」って知ってますか?
バレンタインなどの
ギフトシーズンで人気のお菓子ブランド。
看板商品に「グレイシア」という
ブーケの形の可愛いお菓子があります。
そのコンセプトは、
“記念日の花束を、ひとりひとりに小さなブーケでおすそわけ”
女性心を鷲掴みにしている
コンセプトだと思います。
ギフトシーズンには、
限定デザインの缶に入れて販売されていて
この缶が欲しくて買ってしまう方も。
自宅にも似た缶があったような・・・(笑)
先日、
母の日ギフトBOXの販売開始の
お知らせが来てましたが
抽選応募でしか購入できません。
1週間前に抽選日時の案内が来て、
抽選前日に再度お知らせが届き、
抽選スタートのお知らせが当時届きます。
抽選結果が何日間後に届き、
母の日前に届くという仕組み。
完全予約制で注文を受け付けて
キャンセル不可、配送希望日時は指定不可。
オンライン販売は、
専用サイトでしか受け付けていません。
でも、買いたくなってしまう。
コンセプトに沿ったブランド作りのお手本だと思います。
ちなみに、イベントが終わると
インスタや公式ショップから写真などが全て無くなります。
次のイベントまで真っ新な状態にしておくことで
次がどうなるのかが気になるような仕掛けをしています。
抽選日直前まで、
どんなものが出てくるのか分からないから
逆にワクワクします。
しかも、抽選応募しても
当たるか当たらないか分からない。
ドキドキですね。
このドキドキが余計に限定性を生んで
希少価値を高めています。
このようなマーケティングの元になる
「シナリオ作り」はどうやって作られているんでしょうか?
それは、やはり
ターゲットとコンセプトをクリアにする。
ことから始まります。
「どんなシナリオを書こうか?」から始めてしまうと
小学生の時の作文のように何も思い浮かびません。
「何を伝える」=コンセプト
と
「誰に伝える」=ターゲット
が定まると「シナリオ作り」が始まります。
このコンセプトとターゲットを定めるのが難しい。
考えられるターゲットの種類は複数出てくるし、
コンセプトも色んな案が出てきてしまう・・・
組み合わせの最適解を出して、
一番伝わりやすい道筋を作る。
この作業が「シナリオ作り」。
ターゲットの種類とコンセプトの組み合わせを出す
↓
取捨選択(ありきたりでないか、競合と被ってないか)
↓
伝える道筋を立てる(伝わりやすい道をいくつか見つける)
↓
最適解の抽出(一番伝わりやすい道を作る)
この作業を何度も繰り返すと
シナリオが見えてきます。
想定→選択肢の洗い出し→排除を繰り返し、
様々なシナリオを何度も展開する作業。
根気のいる作業で、
こういったプロセスを繰り返した先に
ブランドがあるのだと思います。
ブランドって凄いなと思いました。
では、また。