2024年9月 中村独断おすすめYOUTUBE動画紹介 製品・サービス戦略への属性アプローチ 【マーケティング11】

こんにちは!

今日もブログにお越しいただきありがとうございます。今回は「属性アプローチ」という、製品やサービスの新しい視点からの戦略についてお話ししたいと思います。マーケティングや製品開発に興味がある方にとって、必ず役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください!


属性アプローチとは?

簡単に言うと、製品やサービスを「属性の束」として見る方法です。たとえば、スマホにはいろんな特徴(=属性)がありますよね。画素数、バッテリーの持ち時間、重さ、指紋認証、カメラの手ブレ補正、デザインの良さや手触り…などなど。このように、製品はいろんな属性が組み合わさってできています。だから、属性アプローチでは、「どの属性が大事なのか」「どの属性が求められているのか」を分析することが大切です。

どんなときに使うの?

属性アプローチは、製品開発の現場やマーケティングでよく使われます。新しい製品を作るとき、開発チームには必ずマーケティング担当者がいて、「今のお客様はこんな機能を求めているから、この機能を入れてほしい!」と提案します。この提案の根拠になるのが、属性アプローチで得られたデータです。例えば、「スマホのバッテリーの持ち時間が長い方が人気がある」というデータがあれば、その機能を強化する、というわけです。

調査方法は?

属性アプローチを使って調査する方法は主に3つあります。

1. アンケート調査: 消費者にアンケートを取って、「どんな機能が好きか」「どの特徴が重要か」を聞きます。これは手軽でコストも低く、すぐに始められる方法です。
2. インタビュー: アンケートよりももっと詳しい情報が欲しいときに使います。たとえば、「どうしてこのデザインが好きなのか」など、感覚的な部分を深く掘り下げるためにユーザーや専門家に直接話を聞きます。
3. 購買データの分析: 実際に売れた商品のデータ(POSデータなど)を見て、どの属性が人気なのかを分析します。例えば、「どの色のスマホがよく売れているのか」などをチェックします。

注意するポイント

• ターゲットを間違えない: 調査する相手が自分たちが売りたいお客様層と合っていないと意味がありません。30代女性向けの製品を開発するなら、30代女性に意見を聞くべきです。
• 誘導しない: アンケートやインタビューでは、「こう答えてほしい」と誘導しないことが重要です。中立的な質問を心がけましょう。
• 重要な属性を見落とさない: 「重さ」や「色」だけを聞いていたら、実はお客様が一番気にしていたのは「形」だった、なんてこともあります。重要な属性を見落とさないようにすることが大切です。

属性アプローチの限界もある!

最強の属性をすべて備えた製品を作っても、それが必ずしも「最強の製品」とは限りません。最も大切なのは「顧客体験(UX)」です。例えば、昔、日本でガラケーが人気だったとき、あるメーカーが「完璧なガラケー」を作りました。軽くて、画質がきれいで、バッテリーの持ちがよくて、テレビも見られるし、おサイフケータイ機能も付いている…。でも、その2年後、iPhoneが登場し、ガラケーは一気に市場から姿を消しました。

当時のiPhoneはバッテリーの持ちも悪く、画質も良くない、テレビも見られないし、おサイフケータイ機能もなかったのに、です。それでもiPhoneが勝利したのは、**「使いやすさ」「新しい体験」**という顧客体験が圧倒的に優れていたからです。

まとめ

属性アプローチは非常に有効な戦略ですが、それに踊らされず、全体としての顧客体験を考えることが最も大切です。どんな機能を入れるべきかというデータを集めることも重要ですが、それがユーザーにとってどんな体験を生み出すか、そこに目を向けることが成功への鍵です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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