スモールビジネスが注目されています。
スモールビジネスとは、
従業員が5人以下の小規模企業で
少ない資金で始め、時間をかけて利益をあげる
ビジネスモデルのこと。
スタートアップとは違い
急激な成長はせず、着実に収益を積み上げていくイメージです。
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スモールビジネスの良い所は、
地域密着なビジネスで
東京・小金井のJR中央線の高架下に
MA-TO(マート)というスモールビジネスを
育てている施設があります。
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MA-TO(マート)のサイト
タウンキッチンという企業が運営しています。
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タウンキッチンのサイト
自社農園で収穫した野菜を使ったピザ屋さんなら
店舗の面積は2坪で家賃は7万円ほど。
このピザ屋さんは開業4年でリピーター7割。
140万円/月の売り上げで着実に成長しています。
これなら小さく始められるからリスクを抑えつつ
テストマーケティングも兼ねながらスタートができますね。
MA-TO(マート)は、
・月額6,000 円(税込6,600円)のシェア工房
・月額30,000 円(税込33,000円)のシェアキッチン
・月額48,000 円(税込52,800円)~の路面店舗
などの施設をレンタルしています。
業務用の厨房機器や高価な工作機械を共用することができ
少ない資金で始められるのは魅力的です。
ビジネスは、利益がでなければ始められませんから。
利益が出ていれば、次の成長に向けての源資ができ、
安定して時間をかけてビジネスができます。
競争変化の激しい時代に、通常なら時間をかけることが難しい状況で
時間の猶予を作れるのは、ゼロからチャレンジする人たちにとって重要です。
しかし、これだけ手厚いサービスを提供できるのには理由があります。
それは、地元企業・JR・行政がタッグを組んでいるからです。
小金井市→地域を活性化させたい
JR東日本→沿線の魅力を活性化させたい
という思惑が一致し、実行しているプロフェクトだから
長期的に視点で地域を活性化させる活動になっています。
身近に小さな挑戦をする人たちが現れると、
他の人たちも影響され、起業が増える好循環ができます。
MA-TO(マート)を卒業して、
近隣に独立店舗を作る企業も出ていて、
街が活性化されています。
地元の人も地域密着型のお店を応援してくれるので、
相互に必要な存在になっています。
他にも、AMEXもスモールビジネスに注目しています。
・資金面の課題
・経営ノウハウの課題
・集客、情報発信の課題
などのスモールビジネスの課題をサポートするために
Shop Small マルシェというイベントを実施。
2日間で13,000人集客、
全国38のスモールビジネスが出店。
2010年に金融危機の際にアメリカで開始した取り組みを
日本のスモールビジネス支援として展開しているそうです。
スモールビジネスが増えれば、クレジットカードの利用も増えるので
WinWinの取り組みになっています。
地域の線路沿線や高架下など
活用できるスペースを使って
地域密着型スモールビジネスの支援をすることは、
とても意味のある取り組みだと思います。
では、また。