2025年8月 ベトナム縦断「もはやこれは修行なのか、神ツアーなのか」2日目

こんにちは、中村です!

突然ですが、皆さん「ベトナム」ってどんなイメージを持っていますか?

フォー?ランタン?バイクの洪水?
正直、僕も行く前はその程度のイメージでした。

でも――行ってみて思いました。

ベトナム、予想の3倍面白い。
いや、5倍だったかもしれません。

今回はそんな“想像を軽く飛び越えてきたベトナム縦断の旅”について、僕なりにレポートしていきたいと思います。

グルメあり、世界遺産あり、絶景あり、そして何より人のあたたかさに触れられる旅。
初めての方も、行ったことがある方も、きっと何か感じてもらえるはずです。

「よし、次の旅先、ベトナムにしてみようかな」

そう思ってもらえたら、最高です。

6日間でベトナム6都市を縦断、世界遺産5か所制覇、国内線2本乗り継ぎの強行スケジュールツアー!

🛫 DAY2|ダナン→ミーソン遺跡→ホイアン旧市街

「文明の遺産と幻想の夜景。ベトナムの真骨頂が、今日詰まっていた。」
ベトナム縦断ツアー2日目の朝。まだ朝日も昇りきらないうちからホテルを出発。
ホーチミン空港のターミナルでフォーの香りに未練を残しつつ、僕らは国内線で一路ダナンへ。
🌴ダナンの風は、旅人を優しく受け入れてくれる
空港を出た瞬間、ホーチミンとはまったく違う空気が流れていた。
湿度はあるのに重たくない、風は海をまとっていて、街はどこか広くて落ち着いている。

【ダナン|ドラゴンブリッジと鯉の滝登り像】

海と街を結ぶ黄金の龍。その足元で、伝説の鯉が空を仰ぐ。

ダナンの中心を流れるハン川。その川面に、堂々と弧を描く黄金の橋がかかっている。
名は「ドラゴンブリッジ」。
その姿は、まるで空へ飛び立つ寸前の龍のよう。
晴れ渡る空の下、金色の鱗が陽光を跳ね返し、まさに街の守護神といった風格だ。

この橋、夜になるとさらに本領を発揮する。
全身がライトアップされ、週末の夜には龍の口から火と水が噴き出すという。
地元の人も観光客も、この瞬間をひと目見ようと集まり、橋の周辺は祭りのような熱気に包まれる。

そして、その龍の足元で存在感を放つのが、鯉の滝登り像(Cá chép hóa Rồng)。
真っ白な大理石で彫られた鯉が天へと身をくねらせ、その先には龍の頭。
これは「努力と忍耐を重ねた鯉が龍へと昇華する」という、アジアに伝わる縁起の良い伝説を形にしたものだ。

背景には、現代的な高層ビル群と、ゆったりと流れる川。
都市と自然、伝説と現実が一枚の風景に溶け込む——これこそがダナンの魅力だ。

🧳中村的まとめ:
✅ ドラゴンブリッジは昼と夜でまったく別の顔を見せる
✅ 鯉の滝登り像は「努力は報われる」の象徴
✅ ハン川沿いの遊歩道は散歩にも最高
✅ ダナンは海だけじゃない、“川の物語”も持っている街

🏛️【ミーソン遺跡|世界遺産①】

文明と自然が共存する神秘の空間へ。

ダナンの中心部から車で約1時間半。舗装された道路を離れ、山間部へと進むにつれて、景色はどんどん緑に包まれていく。
やがて視界に広がるのは、濃密なジャングルとその奥深くに隠れるように佇む古代遺跡――それがミーソン遺跡だ。

ここは、かつてベトナム中南部を支配したチャンパ王国の聖地。
7世紀から13世紀にかけて、ヒンドゥー教を信仰していたチャンパの人々が、シヴァ神を中心とする神々への祈りを捧げるために築き上げた。
その神殿群は、かつては70棟以上もあったとされ、王や司祭たちが重要な儀式を執り行う“宗教的中心地”でもあった。

🔶 朽ちてもなお、神々しい存在感

現代に残る遺構は、戦争や自然災害で多くが損なわれている。
それでもなお、レンガ造りの塔や神殿は、時に崩れかけながらも不思議な威厳を漂わせている。
セメントも鉄筋も使わず、独自の技術で積まれたレンガは、1400年の風雨にも耐え抜き、いまも鮮やかな赤褐色を保っている。

その工法は現代の技術者でも完全には解明できておらず、「なぜ苔がほとんど生えないのか」という謎も、ミーソンをより神秘的な存在にしている。

🔶 レリーフに刻まれた祈り

神殿の壁面には、ヒンドゥー神話に登場する神々や聖獣、花々のモチーフが精緻に刻まれている。
それらは単なる装飾ではなく、祈りそのものを形にしたものだ。
近づいて目を凝らすと、ひとつひとつの彫刻が持つ意味や背景を知りたくなる。
そしてふと、「かつてこの場所で、人々はどんな願いを込めて祈ったのだろう」と想像が膨らむ。

🔶 自然と一体化した聖域

ミーソンを歩くと、すぐに気づくことがある。
それは、自然がこの遺跡を包み込み、まるで守っているかのようだということ。
緑の中から姿を現すレンガの塔。風が抜けるたび、木々の葉が優しく揺れ、虫の声が静かに響く。
観光地というより、むしろ「自然と人類の祈りが調和した聖域」に迷い込んだ感覚になる。

🔶 旅人がここで感じるもの

派手なライトアップも、賑やかな商店街もない。
あるのは、時間がゆっくりと流れる静謐な空気だけ。
この場に立つと、人類はいつの時代も、何かを信じ、何かに祈りながら生きてきたという普遍的な真実が胸に迫ってくる。

観光ではなく、心との対話。
ミーソン遺跡は、そんな時間を旅人に与えてくれる場所だ。

🧳 中村的まとめ
✅ ここは「見る」ではなく「感じる」世界遺産
✅ 古代人の祈りが1400年を越えて今も息づく
✅ 観光よりも、静かな対話の時間を求める旅人におすすめ
✅ ベトナムの旅で、最も“心が動く瞬間”が訪れる場所のひとつ

🌃【ホイアン旧市街|世界遺産②】

現実世界にそっと置かれた“幻想の街”。

ミーソン遺跡を後にして車で約1時間。午後の陽が少し傾き始めるころ、ホイアンに到着する。
その瞬間、旅の空気ががらりと変わる。
さっきまでジャングルの中の古代遺跡を歩いていたのに、今目の前にあるのは色とりどりのランタンに包まれた夢の街だった。

🔶 時間を忘れる古都の街並み

ホイアンは、かつて国際貿易港として栄えた街。
中国、ベトナム、日本、西洋の文化が入り混じった建築様式は、どこか懐かしく、それでいて異国情緒たっぷりだ。
淡い黄色やピンクの壁、苔むした屋根、木製の格子窓――そのすべてが絵になる。

通りを歩けば、古民家を改装したカフェ、雑貨店、仕立て屋、ブティックが軒を連ね、どこを切り取っても映画のワンシーンのよう。
昼間の光の中でも美しいが、この街が本領を発揮するのは、日が落ちてからだ。

🔶 夜の帳が下りたら、ランタンの海へ

夕暮れとともに、街じゅうのランタンに灯りがともる。
赤、青、黄色、紫――柔らかな色が通りを照らし、人々の顔を優しく包み込む。
路地を抜け、川沿いに出れば、そこはまさに光の海。

どこからともなく漂ってくる甘いお香の香り、遠くから聞こえる民族音楽の調べ。
そのすべてが、この街を“現実離れした特別な空間”に変えていく。

🔶 願いを灯す、静かな時間

川辺に並ぶ屋台から、手のひらサイズの灯篭を受け取る。
紙の灯篭の中には小さなろうそくが揺れ、その炎はまるで心臓の鼓動のように静かに脈打っている。

願いごとを胸の中で唱え、水面にそっと浮かべると、灯篭はゆっくりと流れに乗っていく。
周囲にも同じように灯篭を流す人々がいて、川はやがて何百もの光で満たされる。
それはまるで“祈りが流れる川”のようで、しばし時間を忘れて見入ってしまう。

🔶 写真では伝わらない街の魅力

もちろん、カメラやスマホで撮ると幻想的な写真が撮れる。
けれど、この街の本当の魅力は、目で見た色や肌で感じた空気感、耳に届く音、そして胸に残る余韻。
それは写真では決して伝わらない。
だからこそ、一度は自分の足で歩いてほしい街だ。

🧳 中村的まとめ

✅ ホイアンは昼と夜で別世界になる街
✅ ランタンの灯りに包まれると、不思議と心が静かになる
✅ 灯篭流しは旅の思い出を“儀式”に変える体験
✅ 写真映えより、五感で味わうべき世界遺産

まとめ:
「一日に遺跡と幻想の夜景、こんなに濃い日が、人生に何回あるだろう?」

3日目はフエです!

 

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