2025年10月 気になる動き≫「書店が生き残る方法」

人口減少が原因で
市場規模がどんどん
小さくなっている業態が
増えています。

書店もその一つ。

2014年に14665店舗あった書店の数は、
今年になって10250店舗に。

およそ1/3の店舗が消えてしまいました。

さらに、

本屋さんが町に1件もない市区町村は、
498/1741市区町村
になってしまいました。

3割ほど本屋さんがない町がある。

本屋さんにしてみれば、
恐ろしい現実です。

この状況は、
日本人をターゲットにして
国内市場だけでビジネスをしている
あらゆる業態が直面している現実だと思います。

そんな厳しい状況の中で
どんな工夫をすれば良いのか?

やったことのない全く新しいチャレンジをするのがいいのか?

それとも経験値を活かせることで
ビジネスモデルを変えてチャレンジをするのがいいのか?

どちらが良いのか
迷っている方は多いと思います。

カギになるのは独自性と関係性です。

同じ本屋さんでも
その町唯一の存在になれれば、
生き残れるかも。

これは、あらゆる業態で言えることではないでしょうか。

他に似たようなサービスがなく、
一定のコアなファンの心をぐっと掴む独自性。

そして、その独自の文化を
ファンと一緒に楽しむ関係性の深さが
国内市場で生き残るカギだと思います。

そんな独自性と関係性を構築している書店があります。

その名も「にゃんこ堂」。

猫好きなら、
ネーミングだけで
気になる書店。

姉川書店さんが運営している
猫本専門の書店です。

HPはコチラ

https://nyankodo.jp/

いや、
ホームページからして
行ってみたくなります。

娘さんの提案で始めたようで、
600種類2000冊の猫の本があるそうです。

この取り組みで、
売り上げは3倍に。

国内市場でこの伸びは凄すぎます。

店長は愛猫のリクオさん。

こういうところ、
センスありすぎ。

猫絵画家さんの個展を開いたり、
『ちよだ猫まつり』を企画したり、
猫の本を出版してみたり、
ZEPP東京で猫フェスりたり。

『保護猫チャリティ・ちよだ猫まつり』は、
毎年1万人を超えるイベントに。

この書店が猫好きが集まる拠点になっています。

店舗ビジネスには、
人が集まる場所になれる強みがあります。

これは、ネットではできない
店舗ビジネスの魅力です。

店舗を構えてビジネスをするなら
人とのコミュニケーションを密にして、
関係性を深めなきゃ損です。

リアルな人と人との感情の触れ合い、体験価値が
その場所を神社のようなパワースポットにしてくれます。

あなたのお店は、
お客様にどんな体験価値を提供していますか?

お店の名前にワクワク、
行ってみたらもっとワクワク、
自分と同じ仲間に出会ってワクワク、
仲間と仲良くなってもっとワクワク、
自分の周りの人たちも連れてワクワク。

人がどんどん集まる場所は、
ワクワクがいっぱいだと思います。

ここを創り上げるのが
店舗ビジネスの醍醐味だと思いました。

では、また。

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