言葉の探求≫「値上げは戦略的に」

先日、息子と映画を久しぶりに見に行きました^^

タイトルは「沈黙の艦隊」。

1988~96年に「モーニング」にて連載された
全世界で3000万部売れた漫画の実写化です。

25年以上前の作品ですが、
今まさに起こっている世界の問題における
解決の糸口のヒントが描かれています。

戦争が起こる原因や国連の在り方など
色々と考えさせられます。

艦長の海江田四郎役は、大沢たかお
海江田を止める役割の深町洋役は、玉木 宏
政府の陰謀を訝るニュースキャスター役は、上戸 彩
主題歌は、B’zが楽曲提供で何とAdoが歌っていました。

凄い豪華なメンバーで、
ストーリーも人気の漫画を元にしているから
お客さん多いかなーと思いきや

僕たち含めて5組・・・

続編やってくれるのかな・・・

ちょっと心配です・・・

映画は、息子も僕も大満足で、
尺は全然足りていないので
続編やってくれないと困ります!

応援してくれる方は、
映画館へ是非!

さて、11月は東証の決算発表月です。

続々と数字が発表される中、
すき家などを展開する
ゼンショーホールディングスが
市場予想を上回る好決算を発表していました。

最終利益が中間決算で過去最高だそうです。

サイゼリヤも増収増益で好調です。
ただ、売上はコロナ前を上回りましたが、
原価の高騰、メニュー価格の据え置きの影響か
利益はコロナ前から大きく減らしています。

どうしてこのような差に繋がったのでしょうか。

それは、値上げ戦略にあるようです。

サイゼリヤは、価格据え置きで
集客力に衰えは有りませんが、
原材料の高騰をカバーできるほどの
利益が出ていません。

一方、ゼンショーは、
すき家の並盛の価格を上げず、
トッピングなどまわりの商品を
値上げをするなど

かなり値上げの実験を繰り返し、
値上げを工夫しているそうです。

メイン商品の
価格のリーズナブルさで集客力を落とさず、
オプション商品で客単価をアップを実現しています。

「うまい、安い、早い」
①うまい=商品力 ②安い=価格力 ③早い=サービス力

で2番目に重要度の高い価格力ですが、
単純に安ければ良いという訳はないという
良い事例だと思います。

買い手にリーズナブルさを感じてもらうことが第一。
第二に買い手に不満を抱かせずに価格転嫁すること。

リーズナブルさを感じてもらう=客数維持のために重要です。

弊社のクライアント様でも
価格戦略で差がつき始めています。

好調な店舗と不調な店舗の商品を見て感じることは、
好調な店舗はリーズナブルさを感じるということです。

ただ、サイゼリヤのように店舗側が全ての負担を負ってしまうと
顧客を満足させる源資となる利益が出ません。

利益を出すことは、
お客様のためでもあります。

より快適なサービスと質の高い商品を提供し続けるには、
利益を増やしていかなければ提供できなくなります。

原価は、今後も上がり続けると思いますし、
顧客は同じ商品ばかりだと飽きてしまいます。

企業活動を続けていくには、
常にブラッシュアップしていかなくてはなりません。

ゼンショーの値上げの工夫は、とても参考になります。

オプション商品は、
お客様が選ばなければ払う必要のないもの。

自分が選んで買ったのだから
納得感があります。

すき家は、メインの牛丼の価格を据え置いたまま、
客数を維持しつつ客単価をアップすることに成功しています。

単純な値上げでは、お客様は離れていきます。
客単価が上がったところで客数が減ってしまっては、
元も子もないですね。

ただでさえ、人口減少で自然と客数が減る可能性が高い中で
いかに客数を維持あるいは増やしていくか。

値上げ戦略一つで、
大きな差に繋がります。

言葉も伝え方の工夫次第で大きな差に繋がります。

例えば、子供への言葉がけ。

・走らないで → 歩こうね
・うるさい → お口はチャックね
・投げないで → 優しく置こうね
・叩かないで → お口で話そうね

同じ意味でも伝わり方が変わります。

値上げの伝え方も
言葉の工夫で変わりそうです。

並盛以外の一部の商品を値上げ致します。

並盛 1杯400円!
値段そのままで日本を応援!

みたいな。

では、また。

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