【2023年11月版】Adobe AfterEffects(アドビ アフターエフェクツ)の流れ

いつもありがとうございます。
イーコンセントの永峯です。

前回では、
結婚式の“プロフィールムービー”
どのソフトで制作する?
をお伝えいたしました。
 
今回では、
私が制作で使用した
“Adobe AfterEffects(アドビ アフターエフェクト)”での
制作の流れを記していきます
 

1.プロジェクトの作成

「プロジェクト=.aepファイル」を作成する

After Effectsを起動することで既に新規プロジェクトが作られた状態です。
メニュー
「ファイル」→「新規」→「新規プロジェクト」
を選択し、新たなプロジェクト画面を作成します。
※ちなみに複数のプロジェクトを同時に開くことはできません。

2.コンポジションの作成

コンポジションとは動画を構成するための入れ物

プロジェクト作成の次は「コンポジション」を作成します。
メニュー
「コンポジション」→「新規コンポジション」
を選択します。
 
またはプロジェクトパネル下部にある
「新規コンポジションを作成」
からでも作成できます。

ここでの設定はあとでも変更することができます。
プロジェクトパネルに「コンポジション」が作成されます。

3.素材(動画、静止画)を読み込む

フッテージとコンポジションの違い

メニュー
「ファイル」→「読み込み」
で素材ファイルを選択します。
もしくは、読み込む素材のウィンドウから
直接ドラッグ&ドロップして読み込み
ワークスペースのプロジェクトパネルを
ダブルクリックすると、ダイアログが出てきます。
そこからファイル選択もできます。
プロジェクトパネルに、読み込んだファイル名が表示されれば読み込み完了になります。

<素材を読み込む際の読み込み種類>
ファイルを読み込む際のファイル読み込みの種類には
「フッテージ」と「コンポジション」があります。
違いとしては
「フッテージ」は指定したファイルを一枚の画像として読み込み、
「コンポジション」はファイルのレイヤーを保持して読み込むことです。
※フッテージとは、撮影済みの編集されていない「素材」としての映像のこと。
 

●「フッテージ」として読み込ませた場合
JPGなどを読み込むときは「フッテージ」で読み込むのが適切ですが、 レイヤー構造を持ったPhotoshopファイルやIllustratorファイルを「フッテージ」として読み込むと、レイヤーを結合して一枚の画像として読み込むか、どれかひとつのレイヤーのみを読み込むかが選択できます。
●「コンポジション レイヤーサイズを維持」として読み込んだ場合
レイヤーのあるPhotoshopファイルやIllustratorファイルをレイヤーを保持したまま、余分な部分をトリミングして読み込みます。
●「コンポジション」として読み込んだ場合
レイヤーのあるPhotoshopファイルやIllustratorファイルを、レイヤーを保持したまま、同位置、同サイズで読み込みます。

 

4.素材を動かす

アニメーションの作成

タイムラインパネルのレイヤーから「トランスフォーム」を開きます。

<縦に移動するアニメーションを作る>
この素材を上から下に移動するアニメーションを作成します。

●キーフレームの作成
「トランスフォーム」の中に「位置」のプロパティがあります。
「位置」の左にある「ストップウォッチ」をクリックします。
するとタイムライン上に「キーフレーム」が追加されます。
※「キーフレーム」とは、モーションやエフェクトなどを設定する際に使用します。
動きの始点と終点を設定すれば
その間を自動的にアニメーションできるというイメージです。

●2つ目のキーフレームを作成
時間のインジケータを動かし
「位置」の横にある数値を変更します。
※この2つの数値はy軸x軸になっています。
するとアニメーションラインが表示され
上から下に移動するアニメーションが出来ました。
 
◎アニメーションを削除するには
「ここの動きを全部変更したい」
という場合は
動きを適用しているプロパティの「ストップウォッチ」を押し
キーフレームを全て削除するか
キーフレームを個別に選択し
Deleteキーで削除することが出来ます。
下の画像のようにキーフレームを複数選択することも可能です。

5.動画形式で書き出す

書き出すことを「レンダリング」と呼びます。

動画形式に書き出したいコンポジションを選択します。
「ファイル」メニューの「書き出し」の中から、目的にあったファイルの種類を選んでください。 書き出しには時間がかかります。 ですので、複数編集して書き出さなければいけない場合、編集をしたあとレンダーキューに 追加しておき、夜間レンダリングを行うことも出来ます。
※レンダリングとは、「動画再生ソフトで読み込めるように書き出す」作業のこと。

「レンダーキューに追加」すると
「レンダーキュー」にレンダリング情報が追加されます。
ファイルの種類などを変更したい場合は
「出力モジュール」で変更できます。
また複数書き出しを一度に行いたい場合は
上記の方法を繰り返し
レンダーキューに追加していきます。
「レンダリング」ボタンを押すと
レンダーキューに登録されたコンポジションが
上から順番にレンダリングされていきます。

まとめ

 
After Effectsでの動画の作り方をご紹介しました。
ここに書いたのは本当にほんの一部です。
数えきれないくらいできることは無限にあるので
使いこなしていきたいですね。

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