言葉の探求≫「商品力の弱さを言葉ではカバーできない」

前回お話した通り、
吉野家さんは、時代に合わせて言葉の並びを変えて
経営戦略を考えていました。

現在は、「うまい、安い、早い」です。

①うまい=商品力
②安い=価格力
③早い=サービス力

という風に置き換えられます。

今の時代に一番重要になっているのは、
「商品力」になります。

ネットの力で他の類似商品やサービスと
比較が簡単な時代です。

しかも、無料で。

お客様は、常に比較しています。

商品力で他と比較された時に、
何かしら他との違いが出せていないと
選択肢に入らない時代。

競合は、同業者だけではありません。
お客様が使える予算は限られています。
同じような価格帯の商品やサービスで
お客様の心を掴んだものだけが
選ばれる時代です。

キャッチコピーを作る時に
一番必要なものは、他に負けない商品力です。

独自性のある商品力を
言葉にして入れる必要があります。

独自性のある商品力がない場合、
キャッチコピーを作ることができません。

つまり、

言葉だけでは、
商品力以上のものを
伝えることができません。

商品・サービスを他と比べられた時に
一言でここだけは負けないと
伝えれる要素がないと言葉は作れません。

無理やり、強い言葉を作ることはできますが、
ほとんど効果がありません。

何故なら本当のことではないから。

他と比べられた時に
それほど差がないようなことを
強い言葉で表現しても
本当のことではないから
実際に購入した人は、
がっかりします。

がっかりするだけでなく、
必ず口コミは広がります。

商品力の弱さは、
言葉だけではカバーできません。

商品力があるのなら、
一言で伝えれるように
商品力を他と分析して
強みを整理しておきましょう。

俗にいう3C分析ですが、
ここでしっかりキーワードを見つけれないと
言葉を作ることはできません。

同じような商品・サービスがある中で
何故あなたの商品じゃないといけないのか。

理由を言葉にしてみましょう。

この理由が弱い場合は、
強くするにはどうしたら良いか考え、
強くできないのであれば、
商品そのものを考え直す必要があります。

次回は、商品そのものを考え直すような事態にならないために
どうしたら良いかを考えていきたいと思います。

では、また。

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